21/4/18「便秘」
21/04/18 18:24 
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「便秘」

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今日の熊本市は晴れのお天気でしたが、
時折強い風が吹きました。
日曜日の夕暮れ時、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、
おこさんの便秘は意外と多いものです。

このほど、
富山大学がおこさんの便秘について報告したので
お伝えします。

富山県では、
平成元年に生まれ3歳時に富山県に在住した全児童を対象に(約1万人)、
1989年から2005年まで
生活習慣や家庭環境と児童の健康への影響を調査しました。

その研究から、
小学4年時と中学1年時のデータを用いて、
便秘について5,540名の解析をしました(小学4年時にすでに便秘の児童は除く)。

その結果、
中学1年生までの3年間に
男子2.7%、女子6.8%が便秘(排便が3日に1回以下)を発症。

分析から便秘のリスクを上昇させた要因
*果物摂取不足
*心理的ストレス(イライラすることがよくある)
*朝食を抜くようになった
*運動する習慣がなくなった

◎研究者の考察
・規則正しい生活を続けることが重要
・体内時計と臓器の関係が考えられる
・胃腸や肝臓が持つ体内時計が便秘に影響している
・朝の日光で体内時計がリセットされ、
 朝食摂取の刺激によって
 一日の中で一番強い大腸の蠕動が生じることは分かっている
・大腸の蠕動は運動によっても活性化される
・朝食や運動が体内時計を調節しており、
 その乱れ(欠食、運動不足)により
 腸の働きが悪化し便秘を増やしたと考えた
・便秘予防には、
 *十分な食物繊維の摂取
 *心理的ストレスの軽減
 *規則正しい生活を送る
 ことが重要

こどもの頃便秘であった場合、
成人してからも便秘が続きやすいと言われています。
また、
命にかかわる腸の病気を引き起こす場合もあります。

便秘にならない、
そして便秘を解消しましょう。

藤の花が咲いています。