18/4/10「交通事故」
18/04/10 20:17 
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「交通事故」

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先週末は寒の戻りで気温が下がりましたが、
本日熊本市は23.6℃まで上昇しました。
明日は多くの小学校で入学式が執り行われます。
新一年生の皆様ご入学おめでとうございます。

交通事故総合分析センターの報告によると、
平成7年から平成27年まで、
歩行中の交通事故による死傷者数は、
どの年も7歳が最も多く、
どの年齢よりも突出しています。
平成27年は1462人の7歳児が死傷しています。

小学一年生について、
平成8年から平成27年に発生した
歩行中の死傷事故をみると、
平成8年の5128人が最多で、
それ以降は減少していて、
平成27年は1553人まで減少しています。

しかし、
登下校中に発生した事故の割合は35%前後で
ほぼ一定に推移しています。

次に小学一年生の法令違反についてみると、
違反なしの割合が年々大きくなっています。
横断歩道以外の横断や斜め横断の割合は
小さくなっていますが、
飛出し事故の割合はあまり変化していません。
小学一年生の、
登下校中とそれ以外の事故を比較すると、
登下校中の事故の方が違反なしの割合は大きく、
登下校中の事故を無くすには、
自動車側の対応も勿論必要です。

小学一年生の、
登下校中とそれ以外の事故の発生場所を比較すると、
登下校中は交差点の割合がやや高くなっています。

小学一年生の、
登下校中の交差点及びその付近で発生した
歩行中の死傷事故は、
横断歩道を横断中:52%
横断歩道以外を横断中:33%
登下校中以外の交差点及びその付近で発生した
歩行中の死傷事故は、
横断歩道を横断中:37%
横断歩道以外を横断中:44%
登下校中は
比較的交通ルールを守って
通行しているものと考えられます。

小学一年生の月別の死傷者数は、
小学校に入学する前の1月以降から徐々に増加し、
入学後は4月よりも5、6月の方が多くなっています。
11月頃までは死傷者数は多くなっています。

明日から、
小学一年生は学校に通います。
おこさんが登下校する
通学路の状況はいかがでしょうか。
登下校中の時間帯の交通状況、
雨の日の交通状況、
信号機のない横断歩道、
工事中の区間はないか、
歩行者専用通路の有無、
蓋のない用水路の有無、
大きな段差の有無
などなど、
実際に歩いてみないとわからないことがあります。

どうぞ親子で今一度、
通学路を再点検なさってください。
そして気づいたことを
おこさんと一緒に確認して、
どうすべきかを話し合いましょう。