18/1/13「寒中お見舞い申し上げます」
18/01/13 19:41 
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「寒中お見舞い申し上げます」

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本日の熊本市の最低気温−4.8℃。
1/10〜11日は雪が舞いました。
厳しい寒さが続いています。
寒中お見舞い申し上げます。

私は末梢の循環が悪く、
例年同様足趾にはしもやけ、
手指にはあかぎれができています。
診療中はできるだけこまめに手洗いをするので、
あかぎれは治りづらく、
指が痛くてつらい季節です。

家事で水仕事をなさる場合は、
できるだけゴム手袋を着用して、
お肌を守ってくださいね。

さて気になるインフルエンザですが、
1/10発表の熊本県感染症情報によると、
1/1〜1/7の週は学校関係が冬休みの影響もあってか、
前週よりは若干感染者数は減少しています。

しかし、
人吉・山鹿・水俣・八代は警報レベルになりました。

そして、
本年度は当初A型が優位だったのですが、
直近の報告では、
B型53.5%、A型45.0%と若干B型が逆転しました。

ここ数年はA型が優位に流行して感染のピークとなり、
そのA型の流行が減少してきたところで
B型が流行してくるが、
A型ほどは増加せずに終息する、
というパターンでした。

本年度はいつもとは違い、
まだピークになる前にB型がでてきて、
どちらの型も同時に流行している状況です。
ですから、
今期は両方にかかる可能性が
例年よりは多いかもしれません。

ただし、
AとBで症状はほぼ同じです。

さて話は変わり、
麻疹・風疹混合ワクチンについてです。

昨年9月、
平成28年度ワクチン接種率の
全国調査結果が報告されました。

熊本県の接種率は、
第一期94.3%、第二期91.7%でした。
第一期は全国46位、
第二期は全国42位でした。

共に低い接種率でした。
その原因には、
熊本地震やワクチン供給不足があったでしょうか。

現在、
麻疹・風疹は流行していませんが、
一度感染が広がり始めると、
大きな流行となることを近年私達は経験しています。

麻疹を排除するためには、
ワクチン接種率95%以上が必要といわれています。

麻疹・風疹混合ワクチンの定期接種の期間は限られています。
第二期対象者は本年4月に小学校に入学される方で、
3月31日(土)までとなっています。

例年ぎりぎりになって、
駆け込み接種される方が多いです。
近年ワクチン供給が不安定なので、
不足する場合もあるし、
その時期に体調を崩すことも考えられます。

まだお済みでない方は、
早目に接種致しましょう。

寒さはしばらく続く模様です。
皆様どうぞお身体ご自愛ください。