14/7/28「世界肝炎デー」
14/07/28 20:12 
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「世界肝炎デー」

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7月28日は世界肝炎デーです。
現在肝炎ウイルスは、
A、B、C、D、E型があり、
A・Eは主に水や食べ物を介して感染し、
B、C、Dは主に血液・体液を介して感染します。

B型肝炎については以前も書きましたが、
現在日本の感染者は110万人〜140万人と推定されています。

出産時の感染や、乳幼児期に感染した場合は、
免疫機能が未熟なためウイルスを排除することができない
持続感染者(キャリア)となる場合があります。

持続感染者が思春期から30歳頃になると
免疫機能が発達して免疫細胞がウイルスを排除しようとし、
その際に感染している肝臓の細胞も一緒に壊してしまうので、
肝炎を発症します。
多くの場合肝炎の症状は軽いですが、
感染者の10〜20%の人は慢性肝炎に進行し、
その中から肝硬変、肝がんを発症する人もでてきます。

そのためB型肝炎に対しては
任意に予防ワクチン接種を行っています。
最近は比較的多くの方が接種をなさっています。
まだなさっていない方はこの機会に検討して
接種されることをお勧めいたします。