13/2/13「エコチル調査」
13/02/13 20:25 
▼タイトル
「エコチル調査」

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エコチル調査を
御存知ですか?

環境省が2011年から実施している、
「子どもの健康と環境に関する全国調査」
のことです。

あかちゃんが
お母さんのお腹にいる時から
13歳になるまで
定期的に健康状態を確認し、
環境要因が
子どもたちの成長・発達に
どのような影響を与えるのかを
明らかにするものです。

全国15地域、
10万組の子どもたちと
そのご両親が参加する、
かつてない大規模な調査です。

さて、
このエコチル調査の中間報告が
公表され報道されました。
御存知の方も
いらっしゃると思いますが、
妊娠中の
喫煙に関する調査報告です。

全国約3万3千人の妊婦の5%が
“現在も吸っている”
と回答しました。

年代別では
24歳以下が10%と最多でした。

また妊婦の夫約3万2千人の
喫煙率は全体で45%、
24歳以下の妊婦の夫は
63%が喫煙していました。

今後、
喫煙歴のある妊婦から
出生したおこさん、
受動喫煙歴のある妊婦から
出生したおこさんの
健康状態が長期にわたって
観察されていきますので、
その結果がいずれ
わかることでしょう。

これまでもお伝えしていますが、
妊婦の喫煙によって、
流産、早産、死産、低体重児、
先天異常、新生児死亡の
リスクが高まることが
明らかになっています。

またたばこの煙は、
おこさんの呼吸器疾患の
増悪の原因にもなります。

たばこは
なかなか止められません。
おこさんや妊婦の周りの
喫煙者、
おかあさんや
これから
妊娠を希望する女性の
喫煙者は、
禁煙外来を受診しては
いかがでしょうか。