12/9/14「乳幼児揺さぶられ症候群」
12/09/14 20:20 
▼タイトル
「乳幼児揺さぶられ症候群」

▼本文


おこさんの虐待問題は
しばしば話題になっています。

先日も乳児を激しく揺さぶって
そのおこさんが死亡するという
記事が新聞に載っていました。

乳幼児揺さぶられ症候群を
御存知の方は多いと思います。

通常のあやし行為としての
お膝の上であかちゃんを
ピョンピョンさせる程度では
問題ありません。

乳幼児揺さぶられ症候群とは、
周りから見て
「あんなことをしたら、
こどもが危険だ」
と誰もが思うほどに
激しく乳幼児が
揺さぶられた時におこる
重症の頭部損傷を言います。

あかちゃんは
頭が重くて
首の筋肉が弱いので、
揺さぶられた時に
頭を自分の力で
支えることができません。
その結果、
速く強く揺さぶられると、
頭蓋骨の内側に
脳が何度も打ち付けられて、
脳は損傷を受けるのです。

症状として、

元気がなくなる
機嫌が悪くなる
すぐに眠ってしまう
嘔吐
けいれん
呼吸困難
呼んでも答えない

などがあります。

あかちゃんが
いつまでも
泣き止みそうにない時、
子育てというのは
とてもつらいものです。
そのため
ついつい自制心を
失ってしまいそうになります。

あかちゃんが泣いた時に、
いつでも
上手く対処できるとは
限りません。
何も問題がなくても
泣くこともあります。

あかちゃんが
泣きやまないときに、

おむつを替える

げっぷをさせながら、
ゆっくり授乳する

寒すぎたり、
暑すぎたりしていないか
チェックする

病気にかかっていないか、
痛いところはないか
チェックする

抱っこしたり、
おんぶしたりして、
リズムを取りながら
ゆっくりと揺らす

それでも泣き続ける場合は、
ちょっとひと休みしましょう。

深呼吸をする。
あかちゃんを仰向けに寝かせて
ひとりで泣かせて部屋を出て、
5〜10分ごとに様子をみにいく。

心を落ち着かせるために
親しい人と話す。

どんなあかちゃんでも
いつかは必ず泣きやみます。
自制心を失わず、
あかちゃんを見守りましょう。