12/04/27 20:45
▼ﾀｲﾄﾙ
「インフルエンザ情報21」
▼本文
熊本県健康福祉部発表の
県内のインフルエンザ
発生状況は、
4月9日以降
増加に転じています。
4月16日-22日の週は
さらに増加していて、
人吉は警報レベルです。
主流はB型です。
近隣の小学校、中学校でも
発生が続いています。
明日から大型連休が
始まります。
まだまだ人混みは
油断できません。
さて昨日は
医学論文(英文)を読む
医師会の勉強会が
ありまして、
私が担当でした。
その準備に追われて
ここ最近ブログの更新を
していませんでした。
私が読んだ論文は
子宮頸がん予防ワクチンの
効果についてでした。
国立がんセンター情報では、
子宮がんに罹患する人は
年間約18600人、
うち子宮頸がん約9000人、
子宮体がん約8600人
どの部位か不明約1000人
子宮がんで亡くなる人は
年間約5900人、
うち子宮頸がん約2700人
子宮体がん約1900人
どの部位か不明約1400人
近年は、
罹患率･死亡率ともに
若年層で増加しています。
子宮頸がんの発生の多くは、
ヒトパピローマウイルス感染が
関連しています。
そこでこのウイルス感染を
予防して、
子宮頸がんを防ぐために
ワクチンが開発されて、
現在接種を実施しています。
論文では、
ワクチン接種を
ウイルスに感染する前に
実施すると、
がん予防に対して
非常に高い効果が
認められたことが
示されました。
このウイルスは
多くの場合
性交渉によって
感染するので、
できるだけ早い時期に
接種する必要が
あります。
NEWS欄に
載せていますが、
現在子宮頸がんワクチンは
熊本市では
公費負担制度で
接種が可能な
年齢の方がいます。
対象者は
この機会に
接種することを
お勧めいたします。