11/12/2「ヒブ感染症」
11/12/02 20:53 
▼タイトル
「ヒブ感染症」

▼本文


本年10月26日現在の
国立感染症研究所に
全国の医療機関から報告された
ヒブ感染症発生状況を
まとめたものの抜粋です。

*報告期間;2008年1月
〜2011年10月26日
*報告数;340人
*年齢;0〜13歳(平均1.29歳)
 0歳131人(38.5%) 
 1歳94人(27.6%)
*転帰
 死亡5人
 重度後遺症7人
 中程度後遺症6人
 軽度後遺症33人
 てんかん3人
 聴覚障害7人
*予防接種歴
 有5人(全員1回のみ)
 無328人

*診断名
 髄膜炎68.5%
 菌血症9.7%
 肺炎7.1% 

0歳は1ヶ月児から
発生しており、
月齢とともに増加し、
8ヶ月児が最多となっています。

1歳以上では
年長児ほど発生は
減少しています。
しかし4歳までは20人以上で、
9歳、13歳でも発生しています。

ただしいつ発生したかを示す
グラフを見てみると、
2009年は月毎に
15人〜34人の発生でしたが、
2010年は月毎に
2人〜12人の発生、
2011年は月毎に
1人〜5人の発生と
減少傾向がみられます。

予防接種の効果が
現れているのでしょうか。

熊本市のヒブ・肺炎球菌の
予防接種の公費負担制度は
来年3月31日までです。
生後2ヶ月からの
早めの接種と、
まだお済みではない
4歳まで(5歳未満)の
おこさんは、
ぜひ接種をなさってください。