10/11/24「細菌性髄膜炎」
10/11/24 20:00 
▼タイトル
「細菌性髄膜炎」

▼本文


市内のふたつの基幹病院での
今月の勉強会で、
ヒブ菌による髄膜炎を発症した
乳幼児の報告がそれぞれありました。
ヒブワクチン接種が開始されてから
やがて2年が経過しますが、
髄膜炎の発生は続いています。

ワクチン接種をしていない場合は、
ヒブ菌や肺炎球菌などによる
細菌性髄膜炎にかかる可能性は
常につきまといます。

かかりやすい年齢は
1歳以下が一番多く、
幼児にもみられます。
日頃健康なお子さんでも突然発症し、
死亡したり後遺症が残ったりします。
また、熱性けいれんを
おこしやすいお子さんの場合、
発熱して『けいれん』をおこした時に、
単なる“熱性けいれん”なのか、
“髄膜炎によるけいれん”なのか、
そのたびに鑑別しなければなりません。

有料ですが、早めのワクチン接種を
おすすめ致します。