近年、就寝時刻が22時を過ぎ、
朝スムーズに起きられない「遅寝遅起き」や、
就寝時刻が遅いのに早く起きる「短時間睡眠」の
子どもが増えています。
「睡眠の乱れで、食欲が低下します。
朝ごはんを食べられない子どもも多く、
エネルギーがないのでぼーっとしていたり、
どこかイライラして元気に遊べない。
一日の活動量が減り、
体力も低下してしまいます」
と早稲田大学の前橋明先生。
睡眠時間が短いと、
人の話が聞けない、
じっと座っていられないなど集中力も奪います。
実際に、就寝時間の遅い子どもは、
きちんと寝ている子どもとくらべると、
学力・体力ともに低下の傾向がみられる
という前橋先生の研究データもあります。
そこで、前橋先生は
「食事・運動・睡眠」の
正しいバランスを提唱しています。
「しっかり睡眠をとって朝ごはんを食べれば、
体が活動に向けて準備された
“アップ”の状態ができます」